こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
UAEツアーの最終ステージ、第7ステージの様子をお伝えします!
最後10kmの山を制して、総合優勝に輝くのはだれか!
見られなかったけれど、レースの様子と結果を知りたい方、見たけれど他の人の感想を見てみたい方、ぜひお読みください!
・第1ステージの記事はこちら→【2022年UAEツアー第1ステージ】
・公式HP→THE UAE TOUR
・スタートリストはこちらから→JSPORTSスタートリスト
レース展開
レース序盤から中盤
現地映像は、残り44.1km、逃げは6人。集団とは3分半程度。
逃げの6人
ジャンニ・フェルメールス(アルペシン・フェニックス)
ダリル・インピー(イスラエル・プレミアテック)
ミケル・モルコフ(クイックステップ・アルファヴィニル)
クレモン・ダヴィ(グルパマ・エフデジ)
ミヒャエル・シュヴァルツマン(ロット・スーダル)
カーデン・グローブス(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
昨日までほとんどの逃げに乗っていた、ガスプロムやバルディアーニの選手は今日はいないですね。
1回目の中間スプリント
1位:ミケル・モルコフ
2位:ジャンニ・フェルメールス
3位:カーデン・グローブス
4位:ミヒャエル・シュヴァルツマン
2回目の中間スプリント
1位:ダリル・インピー
2位:ジャンニ・フェルメールス
3位:カーデン・グローブス
4位:クレモン・ダヴィ
残り15km地点では逃げ集団とメイン集団の差は1分30秒ほどに。
逃げているメンバーは、特別山に強い選手とかはいないので、メイン集団のエース同士の戦いになりそうです。
集団も、徐々に、イネオスやバーレーンなどがスピード上げていき、残り10kmでは1分を切る差で最後の山に突入します!
終盤 最後の山! そしてゴール!
上り始めのところで、ルーベン・ゲレイロ(EFエデュケーション・イージーポスト)がトラブルでバイク交換。
逃げた6人は、上りに入ってバラバラになっていきましたが、最後まで逃げ粘ったのはアルペシン・フェニックスのジャンニ・フェルメールス。
ただ、フェルメールスの逃げも残り7kmほどで捕まります。
ここからが勝負!
集団はUAEが人数を残して前をひく形に。
ジョアン・アルメイダ、ジョージ・ベネット、ラファウ・マイカがポガチャルを守るように牽引していきます。
UAEはほんと強くなりましたね。特に山のアシストが心強いメンバー。
ポガチャルは万全といった感じ。
ラファウ・マイカが集団をひいている中、イネオスのアダム・イェーツが残り3kmほどのところでアタック!
このアタックはすぐにポガチャルがチェック!
このまま2人で行くのかと思うような展開でしたが、バーレーン・ヴィクトリアスのペリョ・ビルバオとUAEのジョアン・アルメイダがおいついてきて、4人での争いに。
2人いるUAEは最初にジョアン・アルメイダがアタックを仕掛けるも不発。ちょっと疲れてますかね。
残り1kmでアダム・イェーツが仕掛け、アルメイダは遅れます。
ただ、ポガチャルはしっかり後ろについています。
余裕あるように見える。
ビルバオはちょっと遅れ気味。
アダム・イェーツとポガチャルの一騎打ちになりますが、第4ステージでも見せたように上りながらのスプリント勝負は、ポガチャルが強い!
ポガチャルがステージ優勝&総合優勝!
レース結果
第7ステージ結果
順位 | 選手名 | チーム | 国 | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1. | Tadej POGACAR | UAD | – | |
2. | Adam YATES | IGD | 0:01 | |
3. | Pello BILBAO | TBV | 0:05 | |
4. | João ALMEIDA | UAD | 0:15 | |
5. | Lucas PLAPP | IGD | 0:16 | |
6. | Carlos VERONA | MOV | 0:16 | |
7. | Rafal MAJKA | UAD | 0:16 | |
8. | Aleksandr VLASOV | BOH | 0:30 | |
9. | Geoffrey BOUCHARD | ACT | 0:53 | |
10. | Chris HARPER | TJV | 0:53 |
調子がよさそうに見えていたウラソフは8位。
5位にはイネオスの期待の若手、ルーク・プラップが入りました。21歳。
総合成績
順位 | 選手名 | チーム | 国 | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1. | Tadej POGACAR | UAD | – | |
2. | Adam YATES | IGD | 0:22 | |
3. | Pello BILBAO | TBV | 0:48 | |
4. | Aleksandr VLASOV | BOH | 0:54 | |
5. | João ALMEIDA | UAD | 0:55 | |
6. | Carlos VERONA | MOV | 1:17 | |
7. | Rafal MAJKA | UAD | 1:24 | |
8. | Geoffrey BOUCHARD | ACT | 1:46 | |
9. | Romain BARDET | DSM | 1:46 | |
10. | David DE LA CRUZ | AST | 1:58 |
ポガチャルはUAEツアー2連覇!
UAEの選手はトップ10に3人入っています。
ポイント賞
順位 | 選手名 | チーム | 国 | ポイント | ポイント差 |
---|---|---|---|---|---|
1. | Jasper PHILIPSEN | ACT | 76 | – | |
2. | Dmitrii STRAKHOV | GAZ | 69 | 7 | |
3. | Tadej POGACAR | UAD | 54 | 22 | |
4. | Adam YATES | IGD | 32 | 44 | |
5. | Pavel KOCHETKOV | GAZ | 29 | 47 | |
6. | Alessandro TONELLI | BCF | 28 | 48 | |
7. | Olav KOOIJ | TJV | 28 | 48 | |
8. | Sam BENNETT | BOH | 28 | 48 | |
9. | Stefan BISSEGGER | EFE | 21 | 55 | |
10. | Mathias VACEK | GAZ | 21 | 55 |
こちらは、ガスプロムのストラコフの逆転はなし。
2勝を挙げたフィリプセンがポイント賞。
中間ポイント賞
順位 | 選手名 | チーム | 国 | ポイント | ポイント差 |
---|---|---|---|---|---|
1. | Dmitrii STRAKHOV | GAZ | 57 | – | |
2. | Pavel KOCHETKOV | GAZ | 22 | 35 | |
3. | Alessandro TONELLI | BCF | 19 | 38 | |
4. | Luca RASTELLI | BCF | 14 | 43 | |
5. | Jasper PHILIPSEN | AFC | 14 | 43 | |
6. | Jakob EGHOLM | TFS | 13 | 44 | |
7. | Gianni VERMEERSCH | AFC | 10 | 47 | |
8. | Michael KUKRLE | GAZ | 10 | 47 | |
9. | Daryl IMPEY | IPT | 8 | 49 | |
10. | Michael MØRKØV | QST | 8 | 49 |
大会を盛り上げた、ガスプロムのストラコフが中間ポイント賞をゲット。
ガスプロムの選手が3人、バルディアーニの選手が2名、アルペシンの選手が2名。
ワールドチームではない、プロチームの活躍が目立ちました。
UAEツアー全ステージ終了しての感想と次のレース
全ステージ通しての感想
ポガチャルとUAEが強かった!
ポガチャルが強いだけでなく、今年はほんとにUAEのチーム力が上がっていることがわかるレースでした。
ツールドフランスでこのチームとポガチャルを破るのは、ほんとに難しそうです。
スプリンターは、フィリプセンが強い。カヴェンディッシュもまだまだいけそう。フルーネウェーフェンは力を出せない展開が多かったですが、チームのトレインがもっと機能すれば、彼個人の力は十分あることを見せつけました。
あとは、なんといっても、ガスプロム・ルスヴェロのストラコフの活躍もレースをより面白くしてくれました。ストラコフのみならず、ガスプロムはチームとしても大成功のUAEツアーとなりました。
今年に限ったことではなく、ベルナルがツールを勝った前ぐらいから続いていることですが、若手の活躍も本当に目立ちました。
シーズン自体は始まったばかり。これからのレースが楽しみです!
Omloop Het Nieuwsblad Elite
ワールドツアーのレース、オムロープ・ヘット・ニウスブラットが2月26日にありました。
こちらのレースはハイライトしか見ることができていないのですが、
きましたね。彼が。
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1. | VAN AERT Wout | TJV | – |
2. | COLBRELLI Sonny | TBV | 00:22 |
3. | VAN AVERMAET Greg | ACT | 00:22 |
4. | NAESEN Oliver | ACT | 00:22 |
5. | CAMPENAERTS Victor | LTS | 00:22 |
6. | TILLER Rasmus | UXT | 00:22 |
7. | TRENTIN Matteo | UAD | 00:22 |
8. | PASQUALON Andrea | IWG | 00:22 |
9. | SENECHAL Florian | QST | 00:22 |
10. | STUYVEN Jasper | TFS | 00:22 |
トップ10の名前を眺めるだけでも、ワクワクしてきますね。
今後のレース
ワールドツアーにカテゴリされているものだけでも、
- 3月5日 Strade Bianche(ストラーデ・ビアンケ)
- 3月6日~3月13日 Paris-Nice(パリ~ニース)
- 3月7日~3月13日 Tirreno-Adriatico(ティレーノ~アドリアティコ)
- 3月19日 Milano-Sanremo(ミラノ~サンレモ)
と続いていきます。
毎日忙しくなりそうです!
おわりです!
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