こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
ツール・ド・ラ・プロヴァンスのレースの感想を1ステージごとに記事にしてみます!
今日は2日目、第1ステージの結果と感想です!
放送を見られないけれど、レース結果やレースの様子を知りたい方、レースを見て他の人の感想を見てみたい方、ぜひ読んでみてください!
結果は少しあとに載せますので、録画やアーカイブをこれから見る人は、見てからまた来てくださいー!
昨日、1日目のプロローグの記事はこちら
→ツール・ド・ラ・プロヴァンスのプロローグの速報 初日 | nihashiblog
第1ステージの展開
平坦の完全なスプリンター向けのステージということでしたが、湿地帯などを走るため、風がカギになりそうというステージ。
放送開始・序盤
放送開始時点では、ピエール・ロランを含む6人の逃げ集団ができていました。
ピエール・ロラン(B&Bホテルズ KTM)も、もう35歳。21~23歳の若手の活躍が目立つサイクルロードレース界ですが、何年も前から知っているベテラン選手がまだまだ頑張っているのを見ると、うれしくなります。
メイン集団は風の影響か、まだ残り100kmあるにしては、落ち着かない感じで、集団がばらけたりくっついたりを繰り返していました。
のこり85km過ぎから、横風分断作戦!
コースを直角に曲がって、風向きが変わるところで、いくつかのチームが横風分断作戦開始!イネオスやトタルエネルジー、クイックステップの選手が前でガンガン引き始めます。
途中、後ろで落車なども見えました。
徐々に前の集団と、遅れた集団の差は広がっていき、分断作戦は成功。
前の集団には、スプリンターのエリア・ヴィヴィアーニを含むイネオス勢、アラフィリップ、ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)、キンタナなどが含まれていました。集団は20~30名ほどと絞られました。
遅れてしまった集団には、今日スプリント勝負になれば注目だったアルノー・デマール(エフデジ)とブライアン・コカール(コフィディス)が含まれていました。この分断にやられて遅れてしまったため、今日の勝利は絶望的に… 両チームのアシストが何やら言い合うような場面も…
途中、逃げていた6名もあっさり吸収し、追走集団に追いつかれることもなく終盤に向かっていきます。
2回の中間ポイント
中間ポイントでは、ポイントともにボーナスタイムもありました。2回の中間ポイントはどちらもアラフィリップが1位通過。合計6秒のボーナスタイムをゲットします。
風邪ひいてたから期待しないでねと言っていたアラフィリップですが、調子悪くなさそうですね。横風分断作戦中もしっかり先頭引いてましたし。
残り10kmほどから、ステージ勝利争いスタート!
後続集団に追いつかれる心配もなくなり、いよいよ最後の勝負に入っていきます。
他の有力スプリンターが後方集団にいるため、イネオスのエリア・ヴィヴィアーニがスプリントになればかなり有利な状況。しかもイネオスはカラパス、ガンナ、ルーク・ロウと強力な選手を集団に残しています。
この状況で他の選手に勝つには、スプリントに持ち込まれる前に、抜け出すことが一つの作戦ですが、TT世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナがいるので、それもかなり難しい…
早めに、マチュイ・ボドナル(トタルエネルジー)が動いて、リードを奪いますが、イネオスがカラパスとガンナの二人で追いかけて捕まえます。
ガンナが速すぎて、前を捕まえたまま、後ろをおいていきそうになったりしつつ、イネオス勢中心でラストの局面に入ります!
ラストはスプリント勝負!
マッズ・ウルスシュミット(イスラエル・プレミアテック)がボドナルと入れ替わるように先頭に立ちますが、これもガンナがぴったり後ろについて抜け出せず。
ラトゥールが早めに抜け出そうとするも、イネオスは今度はルーク・ロウがヴィヴィアーニを連れて追走。そのままルーク・ロウのリードアウトからヴィヴィアーニが発射!
かなり他の選手を離しての余裕の勝利でした!
イネオスの作戦とチーム力が最大限発揮された勝利でしたね!
第1ステージ結果
第1ステージの結果
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1位 | Elia VIVIANI | IGD | – |
2位 | Sep VANMARCKE | IPT | – |
3位 | Julian ALAPHILIPPE | QST | – |
4位 | Martijn TUSVELD | DSM | – |
5位 | Samuele BATTISTELLA | AST | – |
6位 | Cedric BEULLENS | LTS | – |
7位 | Mattias SKJELMOSE JENSEN | TFS | – |
8位 | Pierre LATOUR | TEN | – |
9位 | Matteo JORGENSON | MOV | – |
10位 | Ilan VAN WILDER | QST | – |
13位 | Nairo QUINTANA | ARK | – |
18位 | Filippo GANNA | IGD | +3” |
21位 | Richard CARAPAZ | IGD | +16” |
25位 | Pierre ROLLAND | BBK | +2’28” |
55位 | Philippe GILBERT | LTS | +9’34” |
28位以下の選手は9分以上の遅れとなり、今日はもちろん、総合でも圏外となりました。
第1ステージ終了時の総合順位
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1位 | Filippo GANNA | IGD | – |
2位 | Julian ALAPHILIPPE | QST | +4” |
3位 | Pierre LATOUR | TEN | +10” |
4位 | Samuele BATTISTELLA | AST | +12” |
5位 | Ilan VAN WILDER | QST | +17” |
6位 | Mattias SKJELMOSE JENSEN | TFS | +21” |
7位 | Matteo JORGENSON | MOV | +21” |
8位 | Louis VERVAEKE | QST | +21” |
9位 | Sep VANMARCKE | IPT | +22” |
10位 | Maxime BOUET | ARK | +23” |
11位 | Damien TOUZE | ACT | +26” |
12位 | Nairo QUINTANA | ARK | +28” |
第2、第3ステージは山岳コースとなっているため、ガンナが残るのはかなり厳しい。ということで、現在総合で最も有利な位置にいるのはアラフィリップです。山岳で強いキンタナもいい位置につけているといえるでしょう。
3日目、第2ステージの見どころと、おまけ
3日目、第2ステージは、3級、2級、3級と3つの山岳ポイントがあるステージです。等級がついていないところでもアップダウンが多く、最後のゴールも上りゴールとなっています。
今日、大きなタイム差がついた分、第2ステージは、ステージ優勝狙いに切り替えたチームや選手が多くなり、最初から逃げ合戦が激しくなりそうです!
おまけ Tour de Oman 第2ステージ
こちらは前のステージで惜しくも2位だった、マーク・カヴェンディッシュが勝利! 昨年のツールドフランスでの涙の大復活劇が記憶に新しいですが、今年も調子よさそうです! カヴェンディッシュも大好きな選手なのでうれしい!
最後まで読んでくれれてありがとうございます! ツール・ド・ラ・プロヴァンスもツール・オブ・オマーンも次のステージが楽しみです!
以上!
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