こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
UAEツアーも早くも第5ステージです。このステージは平坦ステージですので、スプリンターの勝負になりそうです!
第1ステージの記事はこちら→【2022年UAEツアー第1ステージ】ツール覇者ポガチャル出場!
公式HP→THE UAE TOUR
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第5ステージの展開
序盤から中盤
JSPORTSの放送は、残り66.1km地点から。
逃げは4人。黒ジャージ、中間ポイント賞のストラコフも、しっかり逃げに乗っているようです。
・1回目の中間ポイント
1位:ヤスパー・フィリプセン
2位:タデイ・ポガチャル
3位:アレクサンドル・ウラソフ
4位:ニールソン・ポーレス
中間スプリントではボーナスタイムもらえます。ポガチャルはスプリントもはやいですね。
1位通過 | 3秒 |
2位通過 | 2秒 |
3位通過 | 1秒 |
ちなみにゴールでのボーナスタイムは以下の通りです。タイムトライアルのステージではもらえないようです。
1位通過 | 10秒 |
2位通過 | 6秒 |
3位通過 | 4秒 |
序盤で横風分断などもあったようですが、結局逃げの4人とメイン集団という形になり、レースが進んでいるようです。
・2回目の中間ポイント
1位:ディミトリ・ストラコフ
2位:パヴェル・コチェトコフ
3位:アレッサンドロ・トネッリ
4位:ヨナタン・カニャベラル
上記の4人が逃げの4人となっています。見事にガスプロム・ルスヴェロの選手2名とバルディアーニCSFファイザネ2名です。
ほんとこの2チームは毎日必ず傷跡残してますね。
素晴らしい。
ストラコフは黒ジャージ(中間ポイント賞ジャージ)の獲得にまた近づきました。
途中、イネオスが横風分断作戦を仕掛けたようなところもありましたが、うまくいかず。
終盤! スプリント勝負
最初の逃げ集団がつかまったあと、残り30km地点で、ガスプロムのミハエル・ククルレが1人で抜け出します。
一時、2分以上の差をつけますが、スプリンターを擁するチームのアシストたちが集団を牽引。
残り、3km地点でしっかり捕まえます。
ただ、ガスプロムの選手はほんとに少しでも傷跡残していますね。脱帽です。
途中集団のスピードがあがっているところでポガチャルがパンクでバイク交換をするというアクシデントもありましたが、無事集団に合流。
あとは、スプリント勝負です!
今回の大会はとにかく有力スプリンターが多いです。
よって、スプリンターのためのトレインも各チームが作って場所どり争いが激しいです!
同じチームが一列に隊列を組む姿は、美しいですよね。
さあ、ゴール前です!
イスラエルとボーラが先頭を引っ張る形で最後の直線へ!
ボーラのサム・ベネットが最初に抜け出しますが、その後ろか緑のジャージ、フィリプセンが差し切り勝利!
ヤスパー・フィリプセン2勝目!
フィリプセンがこの大会では間違いなく一番いいスプリンターですね。
残りが3kmぐらいのところでは集団後方にいましたが、アルペシン・フェニックスのトレインがきっちり最後はフィリプセンをいい位置に押し上げていました。
チームの勝利といっていいでしょう。
一方、フルーネウェーフェンのバイクエクスチェンジは、最後の勝負所でうまくエーススプリンターをいい位置に引き上げることができていなかったように見えます。
スプリント勝負は、個人の動きだけでなく、チームの動きを見ているとより楽しんでみることができますね。
第5ステージ順位
順位 | 選手名 | チーム | 国 | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1. | Jasper PHILIPSEN | AFC | – | |
2. | Olav KOOIJ | TJV | – | |
3. | Sam BENNETT | BOH | – | |
4. | Matteo MALUCELLI | GAZ | – | |
5. | Rudy BARBIER | IPT | – | |
6. | Elia VIVIANI | IGD | – | |
7. | Arnaud DEMARE | GFC | – | |
8. | Alberto DAINESE | DSM | – | |
9. | Max KANTER | MOV | – | |
10. | Marc BRUSTENGA | TFS | – |
2位はユンボ・ヴィスマのオラフ・コーイ。2001年生まれ、20歳のオランダ人です。フィリプセンも若いですが、さらに若い!
サム・ベネットは3位。いい形に見えましたが伸びきれなかったのは、調子がまだまだだからなのか、単純に力が落ちてきてしまっているのか…
6位ヴィヴィアーニ、7位デマール、8位ダイネーゼ、9位カンター、この辺りは、正直フィリプセンとガチンコ勝負だと、この大会ではなかなか厳しそう。展開を有利にするための何かが必要そうです。
フィリプセンとともに、このステージの優勝候補筆頭だったフルーネウェーフェンは11位。チームとして力を使うのがはやかったように見えました。残り2kmぐらいまでは前にいたのですが、肝心の残り1km切ってから、後ろに下がってしまっていました。
カヴェンディッシュは83位。普段はアシストに回るモルコフが17位に入っていましたので、今ステージは最初からスプリントするつもりがなかったのでしょうか。昨ステージの落車の影響でなければよいのですが…
第5ステージ終了時の総合成績
順位 | 選手名 | チーム | 国 | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1. | Tadej POGACAR | UAD | – | |
2. | Filippo GANNA | IGD | 0:04 | |
3. | Aleksandr VLASOV | BOH | 0:14 | |
4. | Adam YATES | IGD | 0:17 | |
5. | Neilson POWLESS | EFE | 0:25 | |
6. | João ALMEIDA | UAD | 0:30 | |
7. | Pello BILBAO | TBV | 0:37 | |
8. | Oscar RODRIGUEZ | MOV | 0:40 | |
9. | Ruben Antonio GUERREIRO | EFE | 0:42 | |
10. | Geoffrey BOUCHARD | ACT | 0:43 |
ポガチャルが1位キープ。ガンナが2位。最終日はきついのぼりのあるステージなのでガンナは正直厳しい。それでも今ステージでも横風分断作戦を試みていたりしていたので、第6ステージも注目です。
ポイント賞
順位 | 選手名 | チーム | 国 | ポイント | ポイント差 |
---|---|---|---|---|---|
1. | Jasper PHILIPSEN | AFC | 71 | – | |
2. | Dmitrii STRAKHOV | GAZ | 41 | 30 | |
3. | Tadej POGACAR | UAD | 34 | 37 | |
4. | Olav KOOIJ | TJV | 28 | 43 | |
5. | Sam BENNETT | BOH | 28 | 43 | |
6. | Stefan BISSEGGER | EFE | 21 | 50 | |
7. | Mark CAVENDISH | QST | 20 | 51 | |
8. | Aleksandr VLASOV | BOH | 18 | 53 | |
9. | Elia VIVIANI | IGD | 17 | 54 | |
10. | Filippo GANNA | IGD | 16 | 55 |
1回目の中間スプリントとゴールで28ポイントを加算したフィリプセンが1位。
ゴールでのポイントが20ptなので、フィリプセンでほぼ決まりですね。
中間ポイント賞
順位 | 選手名 | チーム | 国 | ポイント | ポイント差 |
---|---|---|---|---|---|
1. | Dmitrii STRAKHOV | GAZ | 41 | – | |
2. | Luca RASTELLI | BCF | 14 | 27 | |
3. | Jasper PHILIPSEN | AFC | 14 | 27 | |
4. | Jakob EGHOLM | TFS | 13 | 28 | |
5. | Alessandro TONELLI | BCF | 13 | 28 | |
6. | Pavel KOCHETKOV | GAZ | 12 | 29 | |
7. | Michael KUKRLE | GAZ | 10 | 31 | |
8. | Xandres VERVLOESEM | LTS | 6 | 35 | |
9. | Tadej POGACAR | UAD | 5 | 36 | |
10. | Aleksandr VLASOV | BOH | 3 | 38 |
中間スプリントポイントは第6、7ステージも2回ずつあります。
1位通過は8ptなので、全部であと32pt。
1位と2位の差は27ptなので、ほとんどストラコフで決まりかな。
第6ステージの展望
第6ステージも、平坦ステージ。今回は街中を走るようなので横風分断作戦はないかな?
再びスプリント勝負になる公算が大ですね。
フィリプセン? フルーネウェーフェン?
ドバイの街中も楽しみです!
おわりです!
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