こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
いよいよパリ~ニースが開幕します!
美しいフランスの風景と、選手たちの熱い闘いが楽しみです!
見逃した方や、見たけれど他の人の感想を見たい方はぜひお読みください!
パリ~ニースのレース概要
パリ~ニースは第8ステージまでのステージレースです。2022年は3月6日(日)~3月13日(日)で行われます。
「太陽に向かうレース」と呼ばれるように、北のパリから南のニースへ、フランスを南下しながらレースが進んでいきます。
各ステージ
第1ステージ:160km/平坦
第2ステージ:159.5km/平坦
第3ステージ:191km/平坦
第4ステージ:13.4km/個人TT
第5ステージ:189km/中級山岳
第6ステージ:214km/丘陵
第7ステージ:155.5km/山岳
第8ステージ:116km/丘陵
最初の3ステージは、平坦ステージでスプリンターが活躍しそうなステージ。
第4ステージのタイムトライアルは、距離が長くないため、それほど大きな差はつかなそう。
第5から第8ステージは丘陵と山のステージとなり、特に第7ステージは1級山岳を登り切ってのゴール。ここで一番大きな差がでそう。
公式ホームページ:Official website of the Paris–Nice cycling race. “The sun’s race”.
JSPORTSスタートリスト:2022ParisNice.pdf (jsports.co.jp)
今年の注目選手
注目選手はもちろんたくさんいるんですが、一番の注目選手は、プリモシュ・ログリッチです。
すでに数々の勝利を手にしているログリッチですが、大本命と言われた過去2回のツールドフランスで悔しい思いをしているログリッチ。
今年の調子はどうなのか、世界中が注目していることでしょう。
…ログリッチさん、お茶目ですね(笑)
他にも注目選手は本当にたくさんいます。
ログリッチと同じJUMBO – VISMA(ユンボ・ヴィスマ)のワウト・ファンアールトはスプリント勝利を目指すのか、総合上位を目指すのか、ポイント賞を目指すのか、全部取るのか?
ナイロ・キンタナも今年は絶好調。ステージ2勝と、総合優勝も2回。今回はどんなレースを展開するか楽しみです。
公式Twitterでも、総合優勝争いの候補を挙げてくれていますね。
ダヴィド・ゴデュ、ギヨーム・マルタン、マキシマム・シャフマンあたりが候補に挙がってますね。
第1ステージの展開と結果
第1ステージは、平坦ステージ。
ただ、終盤にはアップダウンもあるので、一筋縄ではいかないかもしれません。
序盤~中盤
序盤に逃げはあったものの、放送開始時点では吸収済み。ちょうど、放送開始時点ぐらいで捕まった模様。
放送前に逃げていた選手はマシュー・ホームズとアイメ・デヘント。
中間山岳ポイント 1回目 32.9km地点 3級
1位:マシュー・ホームズ(ロット・スーダル)
2位:アイメ・デヘント(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)
3位:センネ・レイゼン(アルペシン・フェニックス)
中間山岳ポイント 2回目 59.5km地点 3級
1位:マシュー・ホームズ(ロット・スーダル)
2位:アイメ・デヘント(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)
3位:イーリョ・ケイセ(クイックステップ・アルファヴィニル)
比較的、ゆるんだ集団の様子の中、落車発生! トイレ休憩の選手も多くいたような状況で、気が緩んだのでしょうか…
ボーラ・ハンスグローエのフェリックス・グロスシャートナーが残念ながらリタイアとなってしまいます。
その直後に集団から、ロット・スーダルのフレデリック・フリソンがアタックします。これにアスタナカザクスタン チームのエフゲニー・フェドロフとB&Bホテルズ KTMのアレクシー・グジャールが追いつき、3名の逃げ集団が形成されます。
中間スプリントポイント 1回目 129.7km
1位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
2位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
3位:フレデリック・フリソン(ロット・スーダル)
中間スプリントポイント 2回目 144.7km
1位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
2位:フレデリック・フリソン(ロット・スーダル)
3位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
中間山岳ポイント 3回目 144.7km 3級
1位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
2位:フレデリック・フリソン(ロット・スーダル)
3位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
残り、20kmを過ぎたあたりから集団の位置取り争いが激しくなってきます。総合を狙うチームも、今日のスプリントを狙うチームも前に集まり、スピードが上がっていきます。
そして、残り10km前後から、ユンボ・ヴィスマが強烈に集団をひいていきます。
先頭の3名を捕まえたあともスピードを緩めず、ガンガンひいていきます。
すると、集団のうしろがどんどんちぎれていき、気づくと、ユンボ・ヴィスマの3名と、クイックステップのゼネク・スティバルしかついてきていない状況に。
スティバルも引き離して3人に。
しかも、3人のメンツがやばい。
ラポルトとワウトとログリッチ。
この3名で、チームタイムトライアルのように逃げていきます!
中間山岳ポイント 4回目 154.1km 3級
1位:ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
2位:プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)
3位:クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ)
これはだれも追いつけなさそう…
結局ユンボ・ヴィスマの3名が最後まで後続を寄せ付けず、1、2、3フィニッシュ!
1位は、今年移籍してきたクリストフ・ラポルト!
2位、ログリッチ。3位、ファンアールト。
ログリッチは1位のボーナスタイムをとるより、ラポルトに勝たせることを優先させましたね。チームの指示かもしれませんが。
ユンボ・ヴィスマのチーム力が際立ったレースとなりました。
ステージ順位
順位 | 選手名 | チーム名 | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | – |
2 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | – |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | – |
4 | PIERRE LATOUR | TEN | +00′ 19” |
5 | MADS PEDERSEN | TFS | +00′ 22” |
6 | BINIAM GIRMAY | IWG | +00′ 22” |
7 | IVAN GARCIA CORTINA | MOV | +00′ 22” |
8 | FRED WRIGHT | TBV | +00′ 22” |
9 | JASPER PHILIPSEN | AFC | +00′ 22” |
10 | FLORIAN SENECHAL | QST | +00′ 22” |
総合順位は、ステージ順位と今日は同じですが、ボーナスタイムが入るため、タイム差が変わってきます。
総合成績(マイヨジョーヌ)
順位 | 選手名 | チーム名 | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | – |
2 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | +00′ 04” |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | +00′ 06” |
4 | PIERRE LATOUR | TEN | +00′ 29” |
5 | MADS PEDERSEN | TFS | +00′ 32” |
6 | BINIAM GIRMAY | IWG | +00′ 32” |
7 | IVAN GARCIA CORTINA | MOV | +00′ 32” |
8 | FRED WRIGHT | TBV | +00′ 32” |
9 | JASPER PHILIPSEN | AFC | +00′ 32” |
10 | FLORIAN SENECHAL | QST | +00′ 32” |
ラポルトはフランス人。フランス人として、マイヨジョーヌを着るのはやはり特別なことのようです。
ポイント賞(マイヨベール)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | 15 PTS |
2 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 12 PTS |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | 9 PTS |
4 | PIERRE LATOUR | TEN | 7 PTS |
5 | YEVGENIY FEDOROV | AST | 6 PTS |
6 | MADS PEDERSEN | TFS | 6 PTS |
7 | BINIAM GIRMAY | IWG | 5 PTS |
8 | IVAN GARCIA CORTINA | MOV | 4 PTS |
9 | FRED WRIGHT | TBV | 3 PTS |
10 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 3 PTS |
今日勝利したラポルトがポイント賞もゲット。次ステージ以降のスプリンターの巻き返しが楽しみです。
山岳賞(マイヨアポワンルージュ)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | MATTHEW HOLMES | LTS | 6 PTS |
2 | AIME DE GENDT | IWG | 4 PTS |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | 3 PTS |
4 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 3 PTS |
5 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 2 PTS |
6 | FREDERIK FRISON | LTS | 2 PTS |
7 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | 1 PTS |
8 | YEVGENIY FEDOROV | AST | 1 PTS |
9 | SENNE LEYSEN | AFC | 1 PTS |
10 | ILJO KEISSE | QST | 1 PTS |
こちらは前半逃げていた、マシュー・ホームズが獲得。
新人賞(マイヨブラン)
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | BINIAM GIRMAY | IWG | – |
2 | FRED WRIGHT | TBV | – |
3 | JASPER PHILIPSEN | AFC | – |
4 | SAMUELE BATTISTELLA | AST | – |
5 | NILS EEKHOFF | DSM | – |
6 | MATTEO JORGENSON | MOV | – |
7 | BRANDON MCNULTY | UAD | – |
8 | ANDREAS LEKNESSUND | DSM | – |
9 | JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA | UAD | – |
10 | GEORG ZIMMERMANN | IWG | – |
総合成績と変わらないメンバーになりがちな、最近の新人賞ですが、今回は少しメンバーがかわるかもしれないので、掲載。
感想と第2ステージ
第1ステージの感想
とにかく、ユンボ・ヴィスマが強かった。
こんなにきれいにチームごと抜け出してゴールまで行けることって、なかなかないことですよね。びっくりするようなレース展開を今日は観ることができました。
ストラーデ・ビアンケを見た時点では、もう今年のツールドフランスもポガチャルで決まりじゃないかと思ってました。UAEのチーム力も相当上がっているし。
でも、今日のレースを見て、ユンボ・ヴィスマの力、そしてワウトとログリッチの個人の力、両方を見せつけられて、今日以降のレース、今年一年のレースが、より楽しみになりました!
第2ステージ
第2ステージも平坦ステージ。ただ、風の影響があると、ただのスプリントにならないかもしれないとのこと。
今回の第1ステージのこともありますし、いい意味で期待を裏切る展開も多いので、予想せず、しっかり観て楽しもうと思います!
おわりです!
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