こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
パリ〜ニース第3ステージの結果と感想をお伝えします。
見逃した方や、他の人の感想を見たい方はぜひお読みください!
パリ~ニースのレース概要はこちらからどうぞ→第1ステージの感想と結果
レース展開と結果
小さなのぼりが終盤に出てくるコースのため、スプリンターが残れるか、ここで攻撃を仕掛けるチームや選手が出てくるか、というところが見どころになりそうです。
序盤~中盤
190.8kmあるレースですが、最初からアタックがあり、逃げが形成されます。
B&Bホテルズ KTMのアレクシー・グジャールと逃げのスペシャリスト、ロット・スーダルのトーマス・デヘントとEFエデュケーション・イージーポストのオウェイン・ドゥールの3名の逃げとなります。
中間山岳ポイント 1回目 残り70.1 km地点 3級
1位:トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
2位:オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)
3位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
この時点では逃げの3人はプロトン(メイン集団)に対して3分15秒ほどのリード。
中間山岳ポイント 2回目 残り57.9 km地点 3級
1位:トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
2位:オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)
3位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
全く同じ順位で2つ目の山岳を通過。
中間スプリントポイント 1回目 残り43.9 km地点
1位:トーマス・デヘント(ロット・スーダル)
2位:アレクシー・グジャール(B&Bホテルズ KTM)
3位:オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)
集団は、総合を狙うチームとスプリント勝負をしたいチームが牽引します。
残り32km地点で、チーム DMSのセーアン・クラーウアナスンがアタックします!
しかし、集団に吸収されてしまいます。
ちょうど山がちになってきたところで、最初の3名も吸収されます。
昨日勝利したヤコブセンなど、スプリンターの中でものぼりで遅れていく選手が出てきます。
中間スプリントポイント 2回目 残り18.7 km地点
1位:ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)
2位:プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)
3位:マウリ・ファンセヴェナント(クイックステップ・アルファヴィニル)
2回目の中間スプリトでは、ラトゥールとログリッチが1位、2位。
残り8kmで再度、セーアン・クラーウアナスンがアタックしますが、後方もハイペースで追いかけます。捕まえて、スプリント勝負になりそうです。
終盤~ゴール!
逃げも捕まえて、勝負はスプリントに!
トレック・セガフレードのマッズ・ピーダスンがコフィディスのブライアン・コカールやワウト・ファンアールトの追撃を許さず勝利!
トレック・セガフレードのアシストが素晴らしかったですね。
後続に付け入るスキを与えませんでした。
後ろでマイヨジョーヌ(総合リーダー)のラポルトが落車に巻き込まれていました。とりあえず大怪我ではなさそうです。
ステージ順位
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | MADS PEDERSEN | TFS | – |
2 | BRYAN COQUARD | COF | – |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | – |
4 | JASPER PHILIPSEN | AFC | – |
5 | ANTHONY TURGIS | TEN | – |
6 | BINIAM GIRMAY | IWG | – |
7 | FRED WRIGHT | TBV | – |
8 | DANNY VAN POPPEL | BOH | – |
9 | ETHAN HAYTER | IGD | – |
10 | JUAN SEBASTIAN MOLANO BENAVIDES | UAD | – |
2019年の世界選手権を制したマッズ・ピーダスンが1位。
コカールが2位、ワウト・ファンアールトが3位。
フィリプセンは4位でした。位置取りがうまくできていませんでしたね。
総合成績
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | – |
2 | WOUT VAN AERT | TJV | +00′ 01” |
3 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | +00′ 09” |
4 | MADS PEDERSEN | TFS | +00′ 29” |
5 | BRYAN COQUARD | COF | +00′ 33” |
6 | PIERRE LATOUR | TEN | +00′ 33” |
7 | ZDENĚK ŠTYBAR | QST | +00′ 38” |
8 | JASPER STUYVEN | TFS | +00′ 39” |
9 | ALEKSANDR VLASOV | BOH | +00′ 39” |
10 | FLORIAN SENECHAL | QST | +00′ 39” |
落車はしましたが、ラポルトがマイヨジョーヌキープ。
明日はワウト・ファンアールトかプリモシュ・ログリッチが黄色いジャージにそでを通すでしょうか。
ポイント賞(マイヨベール)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | WOUT VAN AERT | TJV | 32 PTS |
2 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | 27 PTS |
3 | MADS PEDERSEN | TFS | 27 PTS |
4 | FABIO JAKOBSEN | QST | 15 PTS |
5 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 14 PTS |
6 | BRYAN COQUARD | COF | 12 PTS |
7 | PIERRE LATOUR | TEN | 10 PTS |
8 | BINIAM GIRMAY | IWG | 10 PTS |
9 | JASPER PHILIPSEN | AFC | 9 PTS |
10 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 8 PTS |
こちらはワウト・ファンアールトがキープ。アシストの役割も担いながらもスプリントにはきちんと参加。なかなか勝ち切れてはいませんが、さすがです。
山岳賞(マイヨアポワンルージュ)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | MATTHEW HOLMES | LTS | 12 PTS |
2 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 7 PTS |
3 | THOMAS DE GENDT | LTS | 6 PTS |
4 | PHILIPPE GILBERT | LTS | 4 PTS |
5 | AIME DE GENDT | IWG | 4 PTS |
6 | OWAIN DOULL | EFE | 4 PTS |
7 | WOUT VAN AERT | TJV | 3 PTS |
8 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | 3 PTS |
9 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 2 PTS |
10 | NATHAN VAN HOOYDONCK | TJV | 2 PTS |
マシュー・ホームズがキープ。こちらはまだまだ山岳がこのあとあるので、どうなるかわかりません。
新人賞(マイヨブラン)
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | STAN DEWULF | ACT | – |
2 | CLÉMENT CHAMPOUSSIN | ACT | – |
3 | STEFAN BISSEGGER | EFE | +00′ 14” |
4 | LUCA MOZZATO | BBK | +00′ 34” |
5 | MAURI VANSEVENANT | QST | +01′ 28” |
6 | BINIAM GIRMAY | IWG | +01′ 29” |
7 | FRED WRIGHT | TBV | +01′ 29” |
8 | ANDREAS LEKNESSUND | DSM | +01′ 37” |
9 | JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA | UAD | +01′ 53” |
10 | JOHAN JACOBS | MOV | +01′ 53” |
マイヨブラン(新人賞)はスタン・デウルフがキープ。
明日のタイムトライアルで順位の入れ替わりがありそうです。
感想と第4ステージの展望
第3ステージ感想
最後はスプリント勝負となりましたが、終盤は激しいレースになりました。スプリンターやそのアシストたちがのぼりで足をけずられていたのか、いい位置につけられないスプリンターもいましたね。
最後はエーススプリンターが目立ちますが、やはりチーム力も重要です。
第4ステージの展望
第4ステージは、個人タイムトライアルです。
それほど長いタイムトライアルではありませんが、総合を狙う選手たちの仕上がりとタイムに注目です。
次のステージも楽しみましょう!
おわりです!
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