こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
パリ〜ニース第4ステージの結果と感想をお伝えします。
見逃した方や、他の人の感想を見たい方はぜひお読みください!
パリ~ニースのレース概要はこちらからどうぞ→第1ステージの感想と結果
レース展開と結果
第4ステージは個人タイムトライアルです。
ほとんど平坦基調ですが、ゴール前が3級の山岳。総合系のライダーにとっては、全くの平坦よりタイム差がつきにくく、距離もながくないので、タイムトライアルが苦手な選手でもなんとかこなせそうです。
DNSの選手
レース開始前に、DNSの選手が2名。
DNSとは、Did Not Startまたは、Do Not Startのことで、スタートしない、つまりレース開始前に棄権したということです。
似たような言葉で、DNFということがありますが、こちらは Did Not FinishまたはDo Not Finish、ゴールしなかった(しない)ということで、レースを走り始めたあとに棄権したということになります。
英語ではWITHDRAW、フランス語ではABANDON、と表記されていることもあります。どちらも棄権という意味ですね。
そのDNSの選手は、
ボーラ・ハンスグローエのエースナンバーをつけるマキシミリアン・シャフマン。
彼は、2021年と2020年のパリ~ニースを勝っていて、今回は3連覇がかかったレースでした。
体調不良とのことです。
また、アージェードゥゼール・シトロエン チームのエースナンバーをつけるベン・オコーナーもDNS。こちらも体調不良。熱があるとのことです。
総合を狙う選手2名がリタイアとなり、残念です。
ステージ順位
順位 | 選手名 | チーム | タイム | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1 | WOUT VAN AERT | TJV | 16′ 20” | – |
2 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 16′ 22” | +00′ 02” |
3 | ROHAN DENNIS | TJV | 16′ 26” | +00′ 06” |
4 | STEFAN KÜNG | GFC | 16′ 30” | +00′ 10” |
5 | SIMON PHILIP YATES | BEX | 16′ 31” | +00′ 11” |
6 | ETHAN HAYTER | IGD | 16′ 34” | +00′ 14” |
7 | PIERRE LATOUR | TEN | 16′ 39” | +00′ 19” |
8 | STEFAN BISSEGGER | EFE | 16′ 41” | +00′ 21” |
9 | MADS PEDERSEN | TFS | 16′ 45” | +00′ 25” |
10 | DANIEL FELIPE MARTINEZ | IGD | 16′ 48” | +00′ 28” |
長い間、ユンボ・ヴィスマのローハン・デニスがホットシートに座っていましたが、出走順の遅い、ワウト・ファンアールトがトップタイム! ステージ優勝となりました。
ワウト・ファンアールトは本当に脚質がワウトですね。決してタイムトライアルスペシャリストというわけではないはずですが、いつもトップ争いしています。
2位には同じユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチ。さすが。
3位もユンボ・ヴィスマのローハン・デニスとなり、第1ステージに続き、ユンボ・ヴィスマが1.2.3フィニッシュ。
ユンボ・ヴィスマのチーム力を見せつけられました。
総合を狙う選手では、サイモン・イェーツが5位。ウラソフは12位。アダム・イェーツは19位でした。
総合成績
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | WOUT VAN AERT | TJV | – |
2 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | +00′ 10” |
3 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | +00′ 28” |
4 | SIMON PHILIP YATES | BEX | +00′ 49” |
5 | PIERRE LATOUR | TEN | +00′ 51” |
6 | MADS PEDERSEN | TFS | +00′ 53” |
7 | DANIEL FELIPE MARTINEZ | IGD | +01′ 06” |
8 | ALEKSANDR VLASOV | BOH | +01′ 09” |
9 | STEFAN BISSEGGER | EFE | +01′ 13” |
10 | SØREN KRAGH ANDERSEN | DSM | +01′ 19” |
ワウト・ファンアールトがマイヨジョーヌ。2位ログリッチ、3位ラポルトとここでもユンボ・ヴィスマが3位まで独占。
ポイント賞(マイヨベール)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | WOUT VAN AERT | TJV | 47 PTS |
2 | MADS PEDERSEN | TFS | 29 PTS |
3 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | 27 PTS |
4 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 26 PTS |
5 | FABIO JAKOBSEN | QST | 15 PTS |
6 | PIERRE LATOUR | TEN | 14 PTS |
7 | BRYAN COQUARD | COF | 12 PTS |
8 | BINIAM GIRMAY | IWG | 10 PTS |
9 | JASPER PHILIPSEN | AFC | 9 PTS |
10 | ROHAN DENNIS | TJV | 9 PTS |
ワウト・ファンアールトがマイヨベールもキープ。
山岳賞(マイヨアポワンルージュ)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | MATTHEW HOLMES | LTS | 12 PTS |
2 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 7 PTS |
3 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | 6 PTS |
4 | THOMAS DE GENDT | LTS | 6 PTS |
5 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 4 PTS |
6 | PHILIPPE GILBERT | LTS | 4 PTS |
7 | AIME DE GENDT | IWG | 4 PTS |
8 | OWAIN DOULL | EFE | 4 PTS |
9 | WOUT VAN AERT | TJV | 3 PTS |
10 | NATHAN VAN HOOYDONCK | TJV | 2 PTS |
こちらはホームズがキープ。明日以降山が増えるので変動がありそうです。
新人賞(マイヨブラン)
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | STEFAN BISSEGGER | EFE | – |
2 | CLÉMENT CHAMPOUSSIN | ACT | +00′ 41” |
3 | STAN DEWULF | ACT | +00′ 59” |
4 | FRED WRIGHT | TBV | +01′ 29” |
5 | ANDREAS LEKNESSUND | DSM | +01′ 46” |
6 | MAURI VANSEVENANT | QST | +01′ 53” |
7 | JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA | UAD | +02′ 05” |
8 | LUCA MOZZATO | BBK | +02′ 21” |
9 | BINIAM GIRMAY | IWG | +02′ 40” |
10 | JOHAN JACOBS | MOV | +02′ 43” |
マイヨブランはタイムトライアルに強い、シュテファン・ビッセガーに。
感想と第5ステージの展望
第4ステージ感想
とにかくユンボ・ヴィスマが強い!
ワウト・ファンアールトがタイムトライアルで強いのは周知の事実ではありますが、スペシャリストたちを上回るタイムで勝ってしまうのは、今でも驚きます。
ログリッチは調子よさそうで何より。最終日まで落車せずにたどり着いて!(祈)
第5ステージの展望
第5ステージは、山がちなコース。スプリンターも残れるかもしれないし、パンチャーが飛び出してそのままいけるかもしれないし、総合争いももしかしたらおきるかもしれないし、といういろいろな可能性があるステージです。
どうなることか、レースに注目です!
おわりです!
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