【2022年】パリ~ニース 逃げが決まるか? 第5ステージの結果と感想 

サイクルロードレース

こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。

パリ〜ニース第5ステージの結果と感想をお伝えします。

見逃した方や、他の人の感想を見たい方はぜひお読みください!

パリ~ニースのレース概要はこちらからどうぞ→第1ステージの感想と結果

レース展開と結果

1級山岳が3つと山岳が多いステージ。完全なのぼりゴールというわけではないけれど、もしかしたら総合も動くかもしれません。

18人のDNS(スタートしないで棄権)

レースの前に、 DNSの選手が多数いるとのこと。

DNSの選手は、公式HPの発表だと、
Bora-Hansgrohe::Politt
Arkea Samsic: Capiot
Bahrain Victorious: Mader
UAE Team Emirates: Trentin
AG2R Citroën: Champoussin
Quick-Step Alpha Vinyl Team: Lampaert, Stybar
BikeExchange-Jayco: Groenewegen
Team DSM: Vermaercke
EF Education-EasyPost: Bisseger, Keukeleire, Powless
Israel Premier Tech: Hagen, Piccoli, Van Asbroeck
Alpecin-Fenix: Rickaert, Sbaragli, Vine

マイヨブラン(新人賞)のシュテファン・ビッセガーも含まれています。

多くの選手が体調不良を訴えていて、Covid19ではないものの、インフルエンザか何かがちょっとはやってしまっているようです。

序盤~中盤

スタートから逃げたい選手によるアタックが続いていたようです。

何度か逃げができかけて、集団につかまるということを繰り返した後、10人の逃げが決まります。

逃げの10人
Ruben Fernandez (Cofidis)
Laurent Pichon (Arkea-Samsic),
Valentin Madouas (Groupama-FDJ)
Brandon McNulty (UAE Team Emirates)
Michael Morkov (Quick-Step Alpha Vinyl)
Matteo Jorgenson (Movistar)
Harm Vanhoucke (Lotto Soudal)
Owain Doull (EF-EasyPost)
Anthony Turgis (TotalEnergies)
Franck Bonnamour (B&B Hotels-KTM)

タイム差は大きく広がっていきますが、厳しい山が連続するため逃げ切れるかどうかはまだまだわかりません。

中間山岳ポイント 1回目 残り152.7 km地点 1級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)
3位:マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム)
4位:フランク・ボナムール(B&Bホテルズ KTM)
5位:ルーベン・フェルナンデス(コフィディス)

中間山岳ポイント 2回目 残り109.7 km地点 3級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)
3位:ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)

中間スプリントポイント 1回目 残り105.8 km地点
1位:ミケル・モルコフ(クイックステップ・アルファヴィニル)
2位:オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)
3位:ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)

中間山岳ポイント 3回目 残り74.3 km地点 1級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)
3位:オウェイン・ドゥール(EFエデュケーション・イージーポスト)
4位:アントニー・テュルジス(トタルエネルジー)
5位:ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)

2つ目の1級山岳までは、逃げ集団が7分ほどのリードをとって進みます。

メイン集団はユンボ・ヴィスマがコントロール。あまり前を積極的に追っかけるつもりはなさそうです。

中間山岳ポイント 4回目 残り59.2 km地点 2級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)
3位:フランク・ボナムール(B&Bホテルズ KTM)
4位:ルーベン・フェルナンデス(コフィディス)

グルパマ・エフデジのヴァランタン・マドゥアスが今日のここまでの山岳ポイントをすべて1位で獲得し、山岳賞を手中に収めます。

終盤~ゴール!

メイン集団がなかなか近づいてこない中、UAEのマクナルティが逃げ集団の中からアタックします!

中間山岳ポイント 5回目 残り33.1 km地点 1級
1位:ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)
2位:ハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)
3位:マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム)
4位:フランク・ボナムール(B&Bホテルズ KTM)
5位:ローラン・ピション(チーム アルケア・サムシック)

中間スプリントポイント 2回目 残り12.1 km地点
1位:ブランドン・マクナルティ(UAEチームエミレーツ)
2位:マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム)
3位:フランク・ボナムール(B&Bホテルズ KTM)

集団では、ログリッチがアタックする場面も!

ただ、集団内でも力を残している選手が何名かいて、ついてきます。

そんな中、先頭のマクナルティは、逃げ切りを決めます!

メイン集団は、総合リーダーたちがある程度まとまってゴール。



ステージ順位
順位選手名チームタイム差
1 BRANDON MCNULTYUAD
2 FRANCK BONNAMOURBBK+01′ 58”
3 MATTEO JORGENSONMOV+01′ 58”
4 HARM VANHOUCKELTS+02′ 30”
5 LAURENT PICHONARK+04′ 01”
6 ANTHONY TURGISTEN+04′ 02”
7 VALENTIN MADOUASGFC+04′ 57”
8 OWAIN DOULLEFE+04′ 57”
9 PIERRE LATOURTEN+05′ 43”
10 QUENTIN PACHERGFC+05′ 43”

ブランドン・マクナルティがステージ勝利!

マクナルティもまだ23歳のアメリカ人。総合のライダーとして非常に将来が楽しみです。

総合成績
順位選手チームタイム差
1 PRIMOŽ ROGLIČTJV
2 SIMON PHILIP YATESBEX+00′ 39”
3 PIERRE LATOURTEN+00′ 41”
4 DANIEL FELIPE MARTINEZIGD+00′ 56”
5 ALEKSANDR VLASOVBOH+00′ 59”
6 ADAM YATESIGD+01′ 11”
7 SØREN KRAGH ANDERSENDSM+01′ 26”
8 JACK HAIGTBV+01′ 35”
9 NAIRO QUINTANAARK+01′ 45”
10 ION IZAGUIRRE INSAUSTICOF+02′ 01”

大本命プリモシュ・ログリッチがマイヨジョーヌにそでを通しました。

ポイント賞(マイヨベール)
順位選手名チームポイント
1 WOUT VAN AERTTJV47 PTS
2 MADS PEDERSENTFS29 PTS
3 CHRISTOPHE LAPORTETJV27 PTS
4 PRIMOŽ ROGLIČTJV26 PTS
5 BRANDON MCNULTYUAD19 PTS
6 PIERRE LATOURTEN16 PTS
7 FABIO JAKOBSENQST15 PTS
8 FRANCK BONNAMOURBBK13 PTS
9 BRYAN COQUARDCOF12 PTS
10 MATTEO JORGENSONMOV11 PTS

ワウト・ファンアールトがキープ。今日は山岳で早くから遅れていました。今日は休憩ですかね…

山岳賞(マイヨアポワンルージュ)
順位選手名チームポイント
1 VALENTIN MADOUASGFC28 PTS
2 HARM VANHOUCKELTS20 PTS
3 BRANDON MCNULTYUAD12 PTS
4 MATTHEW HOLMESLTS12 PTS
5 ALEXIS GOUGEARDBBK7 PTS
6 OWAIN DOULLEFE7 PTS
7 MATHIEU BURGAUDEAUTEN6 PTS
8 THOMAS DE GENDTLTS6 PTS
9 MATTEO JORGENSONMOV6 PTS
10 FRANCK BONNAMOURBBK6 PTS

今日の逃げで大きくポイントを稼いだマドゥアスが山岳賞に。

新人賞(マイヨブラン)
順位選手名チームタイム差
1 MATTEO JORGENSONMOV
2 MAURI VANSEVENANTQST+00′ 31”
3 ANDREAS LEKNESSUNDDSM+00′ 33”
4 JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDAUAD+00′ 43”
5 BRANDON MCNULTYUAD+05′ 26”
6 FRED WRIGHTTBV+06′ 32”
7 HARM VANHOUCKELTS+06′ 59”
8 YEVGENIY FEDOROVAST+08′ 23”
9 MATHIEU BURGAUDEAUTEN+10′ 59”
10 JOHAN JACOBSMOVISTAR TEAM+11′ 26”

モビスターのヨルゲンセンがマイヨブラン。

感想と第6ステージの展望

第5ステージ感想

今日は逃げが決まったレースになりました。

ユンボ・ヴィスマが積極的に前を追おうとしていなかったですね。

逃げのメンバーも多く、いい選手が入っている逃げでした。

第6ステージの展望

山岳が2級が3つ、3級が2つと、逃げが決まりそうな、あるいはパンチャーが抜け出しそうなコースになっています。

ゴール前は平坦なので、集団のままゴールに近づけばスプリント勝負になる可能性もあります。

今日のような逃げが決まるのか、集団スプリントになるのか、楽しみです!

おわりです!

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