こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
パリ〜ニース第6ステージの結果と感想をお伝えします。
見逃した方や、他の人の感想を見たい方はぜひお読みください!
パリ~ニースのレース概要はこちらからどうぞ→第1ステージの感想と結果
レース展開と結果
今日も山岳はありますが、昨日ほどではないため、パンチャー、スプリンター、どちらにも可能性がありそうです。
序盤~中盤
今日のDNSは4人
ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・フェニックス)
ドミトリー・グルズジェフ(アスタナカザクスタン チーム)
シモン・ゲシュケ(コフィディス)
マルクス・フールゴー(トレック・セガフレード)
昨日逃げて山岳賞ジャージを手に入れたマドゥアスが今日も逃げに乗って山岳ポイントを稼いでいきます。
中間山岳ポイント 1回目 残り176.8 km地点 2級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ヴィクトル・コレツキー(B&Bホテルズ KTM)
3位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
4位:ジュリアス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト)
そんな中、クイックステップのヤコブセンがリタイア。
中間スプリントポイント 1回目 残り148.1 km地点
1位:ジュリアス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト)
2位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
3位:ヨハン・ヤコブス(モビスター チーム)
中間山岳ポイント 2回目 残り91.3 km地点 2級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ヴィクトル・コレツキー(B&Bホテルズ KTM)
3位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
4位:セバスティアン・グリニャール(ロット・スーダル)
中間山岳ポイント 3回目 残り82.5 km地点 3級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ジュリアス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト)
3位:エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)
逃げのメンバーでもっとも総合タイムがいいのは、アスタナのエフゲニー・フェドロフですが、タイム差は10分48秒あります。
4分以上あった逃げ集団とプロトン(メイン集団)の差は2分20秒まで縮まってきています。
中間山岳ポイント 4回目 残り53 km地点 3級
1位:ヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・エフデジ)
2位:ジュリアス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト)
3位:ヨハン・ヤコブス(モビスター チーム)
ここまでの山岳はすべてヴァランタン・マドゥアスが獲得し、今日だけで16ptを加算しました。
今日だけでなく、最後まで山岳賞をキープする可能性が高くなってきました。
プロトンと先頭が35秒程度と近づいてきたところで、マシュー・ホームズがプロトンから抜け出して前を追います! 山岳ポイントと、ステージ優勝が狙いでしょう。
中間山岳ポイント 5回目 残り28.3 km地点 2級
1位:マシュー・ホームズ(ロット・スーダル)
2位:ヴィクトル・コレツキー(B&Bホテルズ KTM)
3位:ヨハン・ヤコブス(モビスター チーム)
4位:オマール・フライレ(イネオス グレナディアーズ)
狙い通り、最後の山岳はホームズがトップ通過。ただし、プロトンもすぐ後ろにいます。
山を下りたところで、集団が前を捕まえます。
そして今度は、DSMのクラーウアナスンがアタック!
タイムトライアルに強く、独走力のあるクラーウアナスンですが、結局集団に吸収されます。
中間スプリントポイント 2回目 残り8.6 km地点
1位:マチュー・ビュルゴドー(トタルエネルジー)
2位:クリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ)
3位:ギヨーム・マルタン(コフィディス)
差がつまりそうで、つまらない。
ここまでの山岳ステージで、サム・ベネットなどスプリンターがすでに脱落しているチームも多いため、なかなか集団のペースがあがりません。
もしや逃げ切り!?
終盤~ゴール!
残り5kmで15秒!
残り3kmで13秒!
残り1km、Flamme rouge通過!
※Flamme rougeは残り1km地点の目印のこと。直訳すると「赤い炎」。
マチュー・ビュルゴドーがぎりぎり逃げ切りました!
最後はほんとうにぎりぎりの逃げ切り!
こういうレースがあるからロードレース観戦はやめられないですね。
ステージ順位
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | – |
2 | MADS PEDERSEN | TFS | – |
3 | WOUT VAN AERT | TJV | – |
4 | BINIAM GIRMAY | IWG | – |
5 | BRYAN COQUARD | COF | – |
6 | LUKA MEZGEC | BEX | – |
7 | IVAN GARCIA CORTINA | MOV | – |
8 | DORIAN GODON | ACT | – |
9 | FLORIAN SENECHAL | QST | – |
10 | LUCA MOZZATO | BBK | – |
あらためて、熱い逃げ切り勝ちでした!
2位はトレックのマッズ・ピーダスン。
3位がワウト・ファンアールト。4位に初日新人賞のギルマイ。5位にコカールでした。
総合成績
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | – |
2 | SIMON PHILIP YATES | BEX | +00′ 39” |
3 | PIERRE LATOUR | TEN | +00′ 41” |
4 | DANIEL FELIPE MARTINEZ | IGD | +00′ 56” |
5 | ALEKSANDR VLASOV | BOH | +00′ 59” |
6 | ADAM YATES | IGD | +01′ 11” |
7 | SØREN KRAGH ANDERSEN | DSM | +01′ 26” |
8 | JACK HAIG | TBV | +01′ 35” |
9 | NAIRO QUINTANA | ARK | +01′ 45” |
10 | ION IZAGUIRRE INSAUSTI | COF | +02′ 01” |
ログリッチの子どもがかわいい。
ポイント賞(マイヨベール)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | WOUT VAN AERT | TJV | 56 PTS |
2 | MADS PEDERSEN | TFS | 41 PTS |
3 | CHRISTOPHE LAPORTE | TJV | 29 PTS |
4 | PRIMOŽ ROGLIČ | TJV | 26 PTS |
5 | BRANDON MCNULTY | UAD | 19 PTS |
6 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | 18 PTS |
7 | BRYAN COQUARD | COF | 18 PTS |
8 | BINIAM GIRMAY | IWG | 17 PTS |
9 | PIERRE LATOUR | TEN | 16 PTS |
10 | FRANCK BONNAMOUR | BBK | 13 PTS |
ワウト・ファンアールトが緑のジャージをキープ。
山岳賞(マイヨアポワンルージュ)
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | VALENTIN MADOUAS | GFC | 44 PTS |
2 | HARM VANHOUCKE | LTS | 20 PTS |
3 | MATTHEW HOLMES | LTS | 17 PTS |
4 | BRANDON MCNULTY | UAD | 12 PTS |
5 | VICTOR KORETZKY | BBK | 9 PTS |
6 | YEVGENIY FEDOROV | AST | 8 PTS |
7 | ALEXIS GOUGEARD | BBK | 7 PTS |
8 | OWAIN DOULL | EFE | 7 PTS |
9 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | 6 PTS |
10 | THOMAS DE GENDT | LTS | 6 PTS |
まだ残り50pt以上ありますので、まだまだわかりません。
新人賞(マイヨブラン)
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | MATTEO JORGENSON | MOV | – |
2 | MAURI VANSEVENANT | QST | +00′ 31” |
3 | ANDREAS LEKNESSUND | DSM | +00′ 33” |
4 | JOAO PEDRO GONÇALVES ALMEIDA | UAD | +00′ 43” |
5 | BRANDON MCNULTY | UAD | +05′ 26” |
6 | FRED WRIGHT | TBV | +06′ 32” |
7 | MATHIEU BURGAUDEAU | TEN | +10′ 46” |
8 | JOHAN JACOBS | MOV | +11′ 25” |
9 | GEORG ZIMMERMANN | IWG | +12′ 54” |
10 | BINIAM GIRMAY | IWG | +13′ 03” |
新人賞は、マッテオ・ヨルゲンソン。
感想と第7ステージの展望
第6ステージ感想
逃げ切りって、なかなか決まらないものです。
特に、有力どころが後ろに控えている中で、前の選手が逃げ切ることはなかなかないです。
そんな中、今日のように、逃げ切ることもあるのがロードレースの面白さ!
特に、今日みたいにゴール前ギリギリまで逃げ切れるかわからない展開は、めったに見られない。
ギリギリつかまっちゃうことが多いんですけどね。
とにかく最後の最後まで分からないレースでした!
第7ステージの展望
第7ステージは今回のパリニースのクイーンステージ。
2級山岳を通過した後、1級山岳を登ってのゴール!
総合争いがここで決まりそうなステージです。
マイヨジョーヌをログリッチがキープできるのか、差を広げるのか、ライバルの逆襲があるのか、そのあたりが注目ポイントですね!
おわりです!
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