こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
3月5日に行われたストラーデ・ビアンケの様子をお伝えします。
見逃した方や、見たけど感想見てみたい方はぜひ読んでみてください!
ストラーデ・ビアンケの概要
コースの概要
UCIのレースカテゴリーの一番上である、「ワールドツアー」に位置付けされているワンデーレースです。
ストラーデ・ビアンケとは「白い道」という意味で、名の通り、未舗装の白い道を何度も駆け抜けるレースです。
また、選手や関係者からも、「美しいレース」と評価が高く、風景もほんとに美しいレースです。
未舗装区間は11区間。長いのぼりはないけれどアップダウンは激しい。
厳しいレースになりそうです。
歴代優勝者
年度 | 優勝者 |
---|---|
2021 | Mathieu VAN DER POEL |
2020 | Wout VAN AERT |
2019 | Julian ALAPHILIPPE |
2018 | Tiesj BENOOT |
2017 | Michał KWIATKOWSKI |
2016 | Fabian CANCELLARA |
2015 | Zdeněk ŠTYBAR |
2014 | Michał KWIATKOWSKI |
2013 | Moreno MOSER |
2012 | Fabian CANCELLARA |
カンチェラーラが2回、クフャトコフスキが2回優勝しています。
昨年は、マチュー・ファン・デル・プール
その前は、ワウト・ファン・アールト
その前は、ジュリアン・アラフィリップ
今年はどんなレースになるか、楽しみです!
レース展開
レースの前に、主な欠場選手を確認しておきます。
欠場選手
・マチュー・ファン・デル・プール
昨年からの怪我の様子が思わしくないため。
・ワウト・ファン・アールト
翌日から始まるパリ~ニースに参戦のため。
・トム・ピドコック
ウイルス性胃腸炎。
・中根 英登
体調不良。
去年の覇者、マチューと、一昨年の覇者、ワウトがいないのが、ちょっと残念ではありますが、マチューは早い復帰、ワウトはパリ~ニース、を楽しみにしておきましょう。
出場予定だった、ピドコックが欠場となってしまったのは残念です。
日本の中根選手も、出場予定でしたが体調不良で欠場とのこと。こちらも次のレースを楽しみにして待ちましょう。
大規模落車!
放送開始と思ったら、大規模落車!
アラフィリップも巻き込まれてしまっています!
かなり派手に飛びましたが、アラフィリップに大きなけがはなさそうで、レースに復帰するも、メイン集団とは2分半ほどの差がついてしまいます。
また、この落車の影響で、マイケル・マシューズやティシュ・べノート(2018年覇者)がリタイアとなりました。リタイアまでいかないまでも巻き込まれたり遅れたりした選手は多そうです。
アラフィリップやバーレーンのモホリッチは残り74km地点で、メイン集団に追いつきましたが、アシスト含め、足を使ってしまったので、影響は少なくなさそう。
残り50kmでポガチャルアタック!
残り、50kmほどにある、セクター8(8つ目の未舗装路区間)に集団が入っていきます。
この区間は通称、カンチェラーラ・セクター。11.5kmと11あるセクターの中で2番目に長いセクターで、勝負どころのひとつ。
昨年は、ここですでに有力どころが絞り込まれました。
今年もアタックする選手が出てくるはずです。
まずは、ポガチャルがアタック!
アラフィリップらがついていきます。
落ち着いたかと思いきや…
もう一度ポガチャルがアタック!!!
少しずつ後続との差を広げていき、緩めることなく、単独で逃げていきます。
後ろでは、アラフィリップやアレハンドロ・バルベルデなどの有力どころが追いかけていますが、ポガチャルとの差は開いていき、単独の逃げが成立します。
残りはまだ50kmあります。
ポガチャルは逃げ切れるのか?
この1点に注目が集まります。
追走とポガチャルの差は1分程度ある中レースは進んでいきます。
メイン集団はモビスター、クイックステップなどがポガチャルを追走。
アラフィリップは自ら先頭をひくこともあり、クイックステップとしては、アスグリーンでの勝利に目標を切り替えた感じ。
残り20kmほどで、5人が追走集団から抜け出し、ポガチャルを追いかけます。
5人の追走集団
・カスパー・アスグリーン
・ジョナタン・ナルバエス
・アレハンドロ・バルベルデ
・ティム・ウェレンス
・クイン・シモンズ
有力選手しか、残ってませんね。
バルベルデに頑張ってほしい!(ベテラン選手を応援しがち)
ゴール!
ポガチャルの独走が延々と続きます。
抜け出した5人も、牽制もあり、お互いの力の残り具合もあり、なかなか協調してポガチャルを追うことはできず。
だんだんとポガチャルの逃げ切り勝ちが濃厚になってきます。
追走の5人は抜け出したアスグリーンにバルベルデが追いついて2人に。
けれど、ここはもはや2位3位争いといった様相。
そして、
ポガチャルが50kmを独走して、勝利!
ポガチャルはUAEツアーでのステージ2勝と総合優勝に続いて、ここでも勝利。
強すぎる~
レース結果
順位 | 選手名 | チーム | 国 | タイム差 |
---|---|---|---|---|
1. | Tadej POGAČAR | UAD | – | |
2. | Alejandro VALVERDE | MOV | 00:37 | |
3. | Kasper ASGREEN | QST | 00:46 | |
4. | Attila VALTER | GFC | 01:07 | |
5. | Peio BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA | TBV | 01:09 | |
6. | Jhonatan Manuel NARVAEZ PRADO | IGD | 01:09 | |
7. | Quinn SIMMONS | TFS | 01:21 | |
8. | Tim WELLENS | LTS | 01:25 | |
9. | Simone PETILLI | IWG | 01:35 | |
10. | Sergio Andres HIGUITA GARCIA | BOH | 01:53 |
2位はバルベルデさん。41歳ですが、まだまだ元気。
3位はアスグリーン。クイックステップのチームとしてはアラフィリップの落車が痛かったですね。
4位のAttila VALTER(アッティラ・ヴァルテル)はグルパマ・エフデジの23歳。最近活躍の若手が多すぎ&若過ぎなので、麻痺しかけてますが、十分若手。今回はプロのキャリアで1番の成績といってもいいかもしれません。今後に注目ですね。
感想と今後のレース
感想は、ポガチャルが強すぎるってことです。
50km独走での勝利は衝撃的ですね。
バルベルデさんが元気なのも十分確認できてうれしかったです。
シエナの街の美しさも堪能できました。いつか、こういうところに行って観戦してみたいですね。
今後のレースは、ワールドツアーのレースだけでも、以下のように続きます。
- 3月6日~3月13日 Paris-Nice(パリ~ニース)
- 3月7日~3月13日 Tirreno-Adriatico(ティレーノ~アドリアティコ)
- 3月19日 Milano-Sanremo(ミラノ~サンレモ)
パリ~ニースとティレーノ~アドリアティコがほとんど重なっているので、観るのが大変!
でも楽しみですね!
おわりです!
コメント