こんにちは! ニハシ(@nihashi_kintaro)です。
ツール・ド・ラ・プロヴァンスのレースの感想を1ステージごとに記事にしています!
今日は4日目、第3ステージの結果と感想です!
放送を見られないけれど、レース結果やレースの様子を知りたい方、レースを見て他の人の感想を見てみたい方、ぜひ読んでみてください!
結果は少しあとに載せますので、録画やアーカイブをこれから見る人は、見てからまた来てくださいー!
プロローグ、第1ステージ、第2ステージの記事は下のリンクからどうぞ!
第3ステージの展開
第3ステージは、最後に1級山岳を上りきっての山頂ゴールのため、総合系の選手、山を登れる選手でないとさすがに厳しいステージです。
アラフィリップ、ラトゥール、キンタナ、この辺りは山をこなす実績もあり今日のステージ優勝と総合優勝の候補となります。
スタート時点での総合リーダーであるフィリッポ・ガンナは、タイムトライアルが強く、筋肉多めの大柄な選手のため、普通に考えると今日のステージを上位グループで乗り切るのは難しいです。
それでもタイムトライアルでは圧倒的な力を見せているガンナであれば、もしや乗り切ってしまうのでは?という期待もあります。
最終日、楽しみです!
放送開始 残り86km地点 逃げ集団5人
逃げは5人、この中には昨日も逃げていた、B&Bホテルズ KTMのアレクシー・グジャールと、イネオス グレナディアーズのルーク・ロウが含まれていました。
集団との差は6分弱。
総合リーダージャージを着ている、フィリッポ・ガンナをサポートするであろうと考えられていたルーク・ロウが逃げているのはちょっとした驚きです。
前待ち作戦か、ガンナの総合は厳しいとみての動きか、この後の展開が楽しみです。
落ち着いた展開からのアラフィリップ危ない!
逃げ集団5人と、プロトン(メイン集団)という関係が変わらずに、残り25kmほどまで進みます。
残り25kmのところで、昨日も逃げていたグジャールが逃げ集団から脱落。
逃げ集団は4人になります。
落ち着いて、最後の山岳決戦に備えているように見える集団でしたが、
アラフィリップがコースアウトしかけて(して?)危ない場面も。でも何事もなく戻ってくるところはさすがです。
いよいよ最後の1級山岳!
総合を狙うチーム、今日のステージ優勝を狙うチームを中心に集団がペースをあげ、最後の山岳に入ることには1分ちょっとの差まで追い上げます。
状況としては、やはりメイン集団の中の選手から今日のステージ優勝が決まりそうです。そして総合優勝も。
逃げの中からはチームDSMのロマン・コンボーが一人になって抜け出します。しかし集団は30秒を切るタイム差まで迫ってきています。この逃げは最後のあがきって感じでつかまりそうです。
残り5kmほどで最後まで逃げていたコンボーを集団が捕まえると、アルケアサムシックが、ペースをあげ、そのまま残り4、4km地点で、
ナイロ・キンタナがアタック!!!
最後の勝負!
切れのいいアタックで、抜け出したキンタナを、アラフィリップが追いかけて捕まえます。他の選手も追いかけていますが、キンタナのところまで届かず。
キンタナとアラフィリップの一騎打ちになります。
が、
今日はキンタナが強い!
並走していたのは1kmもないぐらい?で、キンタナが抜け出します。アラフィリップついていけず。
今日のステージ勝利は、キンタナに間違いなさそう!
あとは、昨日まであった、総合成績の差である30秒の差がつくかどうか。
キンタナは1位になると10秒のボーナスタイムももらえるため、実質は26~20秒程度の差で逆転です!
キンタナと、アラフィリップが合流した追走集団は、20秒ちょっとの差で推移して、最後までどちらが総合優勝か、わからない展開になりました!
が、
アラフィリップは、最後いっぱいいっぱいだったようで、追走集団からも遅れ気味にゴール。
ナイロ・キンタナがステージ優勝&総合優勝となりました!
キンタナやったー! キンタナが元気だとうれしいです!
第3ステージの結果・総合成績
第3ステージの結果
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1位 | Nairo QUINTANA | ARK | – |
2位 | Mattias SKJELMOSE JENSEN | TFS | +37” |
3位 | Matteo JORGENSON | MOV | +37” |
4位 | Ivan Ramiro SOSA CUERVO | MOV | +39” |
5位 | Ilan VAN WILDER | QST | +41” |
6位 | Amanuel GHEBREIGZABHIER | TFS | +46” |
7位 | Julian ALAPHILIPPE | QST | +47” |
8位 | Pierre LATOUR | TEN | +50” |
9位 | Kenny ELISSONDE | TFS | +1’00” |
10位 | Geoffrey BOUCHARD | ACT | +1’03” |
11位 | Ruben FERNANDEZ | COF | +1’19” |
DSQ | Filippo GANNA | IGD |
昨年の総合リーダーのソーサが4位。
クイックステップで、アラフィリップのアシストをしていたIlan VAN WILDER(イラン・ファンウィルデル)、21歳が5位。アラフィリップは7位、ラトゥールが8位でした。
12位でゴールしたフィリッポ・ガンナは、レース途中にバイク交換をした際に、ルール違反をしたとしてDQS(Disqualified・失格)となっています。
バイク交換自体はロードレースではたまに見る光景で、それ自体は違反ではないのですが、スタッフが準備万端待ち構えていてのバイク交換は違反になるようです。後ろに下がってチームカーが来るのを待って、そこで交換すれば問題なかったようです。
失格は残念ですが、タイムトライアル以外でも存在感を見せたガンナの今後のレースが楽しみです。
総合順位
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1位 | Nairo QUINTANA | ARK | – |
2位 | Julian ALAPHILIPPE | QST | +27” |
3位 | Mattias SKJELMOSE JENSEN | TFS | +34” |
4位 | Matteo JORGENSON | MOV | +36 |
5位 | Pierre LATOUR | TEN | +42” |
6位 | Ilan VAN WILDER | QST | +46” |
7位 | Samuele BATTISTELLA | AST | +1’21” |
8位 | Aurélien PARET PEINTRE | ACT | +1’45” |
9位 | Maxime BOUET | ARK | +1’56” |
10位 | Louis VERVAEKE | QST | +2’55” |
総合はキンタナ! キンタナも32歳とベテランの域になってきましたが、まだまだまだ活躍してほしいですね! ツールの総合とかは狙わないなんて言っているようですが、上位争いに加わってほしいです!
2位はアラフィリップ。さすがです。直前に引いたという風邪の影響もあり、まだまだ本調子ではなかったのかもしれません。それでも2位はすごい。
3位はトレック・セガフレードのMattias SKJELMOSE JENSEN(マティアス・スケルモース)。まだ21歳。
4位のモビスター、マッテオ・ヨルゲンソンは22歳。6位のファンウィルデルは21歳。7位のバティステッラは23歳。若い世代の勢いはすごいです。
ポイント賞・山岳賞
ポイント賞
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | Julian ALAPHILIPPE | QST | 34pt |
2位 | Pierre LATOUR | TEN | 18pt |
3位 | Nairo QUINTANA | ARK | 17pt |
4位 | Elia VIVIANI | IGD | 15pt |
アラフィリップが1位。
山岳賞
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | Nairo QUINTANA | ARK | 10pt |
2位 | Paul OURSELIN | TEN | 8pt |
3位 | Mattias SKJELMOSE JENSEN | TFS | 8pt |
山岳賞もキンタナがゲットです。
ここまでが、ツール・ド・ラ・プロヴァンスの結果と感想です。もちろんレースも熱く楽しかったのですが、ヨーロッパの初春?晩冬?の景色もよかったですね。ロードレース中継は、いろいろな地域の風景を楽しめるのもいいですよね。
レースも風景も堪能して大満足でしたー
次の注目レースと、おまけ
次はUAEツアー ポガチャル出場予定!
次のJSPORTSの放送は、UAEツアーです。2月20日(日)~2月26日(土)の6日間のステージレースです。
今のところ、ツールドフランス2連覇中のタデイ・ポガチャルやアダム・イェーツ、トム・デュムランなどの選手が出場予定です。かなり豪華なメンバーになりそうなので、楽しみです!
Tour de Oman 第4・5・6ステージの結果
ツール・ド・ラ・プロヴァンスはプロローグ+3ステージの4日間でしたが、ツール・オブ・オマーンは第6ステージまで6日間。せっかく3ステージまで載せていたので、第4・5・6ステージの情報も載せておきます。
Tour de Oman 第4ステージ
丘陵ステージ(Hill)。このレースはクイックステップのマスナダが抜け出してステージ優勝! ウルフパック(クイックステップのチームの愛称)はどこでも強いですねえ。
Tour de Oman 第5ステージ
第5ステージは最後にどーんと山を登るコース。
この第5ステージでは、Intermarché-Wanty-Gobert(アンテルマルシェ-ワンティ-ゴベール)のJan Hirt(ヤン・ヒルト)が最後のGreenMountainで力を見せて見事山頂ゴールを制して、総合でも1位に立ちました! ヤン・ヒルトは2016年以来の勝利だそうです! おめでとうございます!
Tour de Oman 第6ステージ
平坦ステージで、スプリント勝負になりそうなステージでした。またガビリアVSカヴェンディッシュかな?
ただ、カヴェンディッシュは前のステージで落車していたので、影響はどうか。
最終ステージは、第1ステージに続いてガビリア!
カヴェンディッシュは走路が塞がれて、UAEのアシストの選手に怒ってますね。激おこですね。
Tour de Oman 総合成績
順位 | 選手名 | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1位 | JAN HIRT | INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX | – |
2位 | FAUSTO MASNADA | QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM | 01′ 00” |
3位 | RUI COSTA | UAE TEAM EMIRATES | 01′ 16” |
第5ステージを勝利したヤン・ヒルトが総合も1位となりました。
ポイント賞は、第1ステージと第6ステージを勝ったガビリアになりました。
さいごに
ツール・ド・ラ・プロヴァンスの感想中心に記事にしましたが、最後はツールオブオマーンの記事も多くなってしまいました。分ければよかったかな…
でも、どのレースもほんとに興奮させられるレースでした。これからのレースもどれも楽しみです! 時間が足りない(笑)。
あとGCNにも入るべきか迷ってます。入ったところで見る時間があるのだろうか…
GCN Japan
最後までお読みいただきありがとうございます!
おわりです!
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